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RACE REPORT

2021.12.06

スーパー耐久シリーズ2021 Powered by HANKOOK参戦レポート
~第6戦 岡山~

2021年のスーパー耐久シリーズ2021 Powered by HANKOOK。11月13日・14日に岡山国際サーキットで第6戦『スーパー耐久レースin岡山』が行われ、103号車ヒロマツデミオ マツダ2(佐々木孝太/吉田綜一郎/妹尾智充)は ST-5クラス6位でフィニッシュした。

いよいよ最終戦。ランクアップを目指し、岡山へ

今年3月から開幕した2021シーズンの最終戦。舞台となるのはHMRの地元・広島から近い岡山国際サーキット。ディーラーメカニックの実地研修でも使用しているコースだ。
今季は開幕戦の「2位表彰台」が最上位となる103号車。シーズンを通してマツダ・ロードスター勢が優勢という展開で中盤戦は表彰台争いに絡めないレースが続いていたが、この岡山で一矢報いたいとドライバーはもちろんチームスタッフにも気合いが入る。

そんな決起ムードのなか行われた13日(土)の公式予選。Aドライバーはいつも通り佐々木がアタックし 1分49秒151 をマークすると、Bドライバーの吉田も 1分48秒993 で好パフォーマンスを披露。残念ながらライバルのタイムが上回り「ST-5クラス6番手」という結果になったが、チームの努力が実り、トップ差は以前と比べると着実に詰まっていた。

表彰台に及ばずも、来季につながる着実な走り

第6戦では全体を2つのグループに分け、それぞれ3時間レースで争うスタイル。ST-5クラスはグループ2に分類され、レース開始は朝8時30分から。雲ひとつない青空が広がったが、気温3度と厳しい寒さの中で今季最後のレースが始まった。

今レースでも途中に2度のドライバー交代を伴うピットストップが義務付けられているが、燃費的に最後まで走りきれないため、どこかで給油のみのピットストップを行うことも視野に入れレースに臨んだ。

トップバッター・吉田は安定したペースで周回を重ね、レース折り返しとなる1時間30分手前まで走破。46周目にピットインし、佐々木に交代した。さらにタイヤも負担の大きい前輪2本のみを交換し、ピットストップにかかるロスタイムを最小限に抑える作戦を決行。第2スティント担当の佐々木も順調な走りをみせ、開始から1時間50分のところでは88号車ロードスターをオーバーテイク。クラス5番手に浮上する活躍をみせた。

レース開始から2時間を過ぎた66周目。ここで2度目のピットストップを行い、妹尾がマシンに乗り込んだ。コースに復帰すると再び88号車ロードスターとのバトルになり、72周目にはサイド・バイ・サイドのバトルを展開したが彼らを抑え込きれず6番手に降下。その後も前のマシンを追いかけ必死に周回を重ねたが、後続車の状況を考慮し、万全を期して残り10分のところで給油目的のピットストップを敢行。最終的にクラス6位の座を守り、チェッカーフラッグを受けた。
これで103号車・HM RACERSは「合計43ポイント」となり、ST-5クラス・年間9位で2021シーズンの幕を閉じた。