ドライバー・参加ディーラーメカニックのコメント
Aドライバー：吉田綜一郎
「予選では原因が分からないトラブルが出てしまい苦戦しましたが、メカニックの皆さんが一生懸命原因を究明してくれて解決した状態で決勝に臨むことができました。でも（予選で）タイムを出せなかったのは悔しい部分はありましたね。決勝レースも意外とタイムが上がらなくて苦しいレースになりましたが、でもトラブルとかはなくて安心して走ることはできました。」
「ディーラーのメカニックさんたちは初めてのS耐だったと思いますが、すごく安心感はありました。体制としてはレーシングチームという雰囲気でしたが、まだまだこれから成長すると思うと、これからが楽しみです」
Bドライバー：佐々木孝太
「今回急きょエンジンが変わってしまった関係で燃費とかの部分が全く読めなかったですし、このクルマでレースをすること自体が初めてで、その辺のデータもなかったので、まずは僕がスタートドライバーを務めるなど安全な作戦でいきました。ただ FCY（フルコースイエロー）のタイミングが合わなくて、ちょっと戦略としては裏目に出てしまう部分がありましたが、吉田選手もKENBOW選手も走っていく中でペースが上がっていったし、何よりチームが初めてのピット作業だったにも関わらず確実にこなしてくれました。
レースの流れが悪くて狙っていた順位には届きませんでしたが、逆に確実にいったことによってトラブルなく6位入賞というご褒美はもらえたかなと思います」
Cドライバー：KENBOW
「予選までは色々トラブルが出ていて、決勝では出なければいいなと思っていたのが、現実になって、何もトラブルなく完走できたのが良かったです。今年結成したチームでの初めてのレースでチェッカーを受けられたというのは最高の結果だったと思います」
広島マツダ 宇品本店 石津さん
「僕はタイヤ交換を担当しましたが、練習の時からミスばかりしていて、本番での最初のピット作業時は緊張して心臓がバクバクしました。『どうしよう……』と思っていました が、周りの人が緊張をほぐしてくれたので上手くできました」
「このレースを通してチームワークの大切さを学びました。仕事でも段取りを立てて動きますが、それが上手くいかないと仕事もスムーズに回りません。あとは仕事の正確さだけでなくスピードも大事だなと思いました。それを普段の仕事に持ち帰って頑張りたいなと 思います」
広島マツダ 庚午店 下川さん
「ピット作業では消化器担当でしたが、サインボードの手伝いなどもさせてもらったので、このレースを経験したことで視野もすごく広がりました。
スーパー耐久はレース当日だけではなくて、その前日や前々日から練習走行をして準備をしていきます。もしその間にトラブルが起きた時に、（レースの場合だと）整備書の通りに直せないものもあると思います。そういう時は自分がこれまで積み重ねた経験や知識 に頼るしかない場面もでてきますし、そういった場面が週末はちょくちょくありました。そういったときに焦らずにどっしりと構えられるようになることが大事ですし、そういう心構えは店舗でも役立つのかなと思います。マニュアル通りにではない想定外なことが起きても臨機応変に動けるようになりたいです」