REPORT

RACE REPORT

ドライバー・参加ディーラーメカニックのコメント

Aドライバー:吉田綜一郎

「今回は僕がスタートドライバーを担当して、最初はガソリンの量が多くて重たい状態だったので、軽くなってから勝負しようと思っていました。(最初のスティントの)後半になって、ミッションが壊れて4速が使えなくなってしまいました。そこからは3速から5速に入れて走るという状況でした。結果としては壊れずに済んで、完走することができましたし、壊れたなりにタイムも悪くなかったので、その点では良かったかなと思います。でも、悔しい気持ちはあります。次の岡山は絶対に勝たなければいけないレースだと思っているので、また気合を入れて頑張りたいと思います」

Bドライバー:佐々木孝太

「4速はレース中に一番使うギヤなので、それが使えなくなったのは痛かったです。終始3速と5速しか使わないという状況だったので、よく最後までクルマが保ってくれたなと思います。正直チャンピオンの可能性を残して最終戦に挑みたかったですが、残念ながらそれは叶いませんでした。でも、今回チーム内部の動きを大きく変更したことで、チームとしては今年の中で一番機能していました。ディーラーメカニックの子たちも出席して、毎日全員でミーティングをしてみんなから話を聞いて、出てきた問題に対してその場で対応できる状態にしていました。今まで不満を持って帰る人も正直いましたが、今回はその辺を解消できたと思います。最終戦は広島マツダのホームに近い岡山です。この新しい組織にして勝つ準備はできています。最終戦では勝ちを狙いに行くレースをやりたいです」

Cドライバー:KENBOW

「僕が担当したスティントでは完全に4速が使えない状況で、3速から5速に飛ばして使うということになりましたが、そういう状況は僕自身経験したことがなかったので、正直不安でした。でも、走り出してみたら、意外と安定してラップを刻めました。最後は3速も危ない状況だったのですが、とにかく壊れずにゴールできて良かったです」

広島マツダ 石内山田店 矢野卓哉さん

「今回は専有走行から自分チームや他のチームのセクタータイムを記録したり、決勝ではタイヤ交換を行なっていました。もともとレースは好きでよく見ていましたが、今回初めての現場で『レースしているな』と実感が湧いてきて……とにかく凄かったです! 技術的なものよりは気持ち的な部分で学ぶことが多かったです。普段の仕事でも余裕を持って確実にこなさなければいけないということは、今回のレースで改めて感じました。(作業の)早さも重要ですが、ミスをしてはどうしようもないので……『時間はかかってもいいから、確実に作業してほしい』と言われたのが印象的でした」

広島マツダ 宇品本店 大橋亮介さん

「僕はタイム計測とサインボードの担当をメインにやりました。今回レースの現場は初めてでしたが、とにかく求められるのが“スピード”でした。そこに正確性も求められるので、そこが(普段の仕事とは)大きく違ったかなと思います。あとはレース現場独特の緊張感が普段を全く違いましたね。この週末は本当に楽しかったです」