REPORT

RACE REPORT

ドライバー・メカニック コメント

Aドライバー:佐々木孝太

「正直、今回はスタート前まではけっこう上位に行けるのかなと思っていました。しかし、いざフタを開けたらみんなのペースが早かったですし、僕たちはスタートしてすぐにST-Xクラスの車両にぶつけられてアライメントが狂ってしまいました。それで乗りづらい状況になってしまいました。ちょっと厳しいなと思いつつも、なんとか燃費を稼いで4回ピットで最後勝負をかけようと思っていましたが、途中でセンサー系のトラブルが出てしまって、苦しいレースになってしまいました。5時間という長丁場のレースで色んなことが起きることを想定して、色々な対策を打てていれば防げるものもあったかもしれません。その辺はチームの経験として、次に繋げられればなと思います。ただ、気持ちよくレースができていないので悔しいですね。でも、その中で良かったこともありました。今回もメカニックたちは素晴らしい仕事をしてくれて、ピット作業もミスなくこなしてくれました。今までやってきた経験とか流れが、後に来てくれる人たちにフィードバックされているなと思います。そこは良かったです」

Bドライバー:吉田綜一郎

「悔しい結果になってしまいました。ピットアウトの時からトラブルの症状が出ていて、全くエンジンが吹けない状態でした。ダウンヒルストレートでエンジンを切って、もう1回始動するというのをやって、何とかごまかしながら走っていたという感じでした。まともに走れなくて、その影響かもしれませんが、燃費もすごく悪くなってしまいました。何とか労りながら走りました。予選もアタック前に終わってしまったというのもあるんですけど、今回は思い切り走れませんでした。次こそは優勝したいです」

Cドライバー:大崎悠悟

「接触の影響でアライメントが狂っている状態でしたけど、自分としては走っていてそこまで問題はなかったです。少しオーバーステアに感じましたけど、それをうまく使って速く走ろうというトライをしていきました。クルマに不具合が出ていなければ、自分も2分23秒台で走れていましたし、それで走り続けられていれば……タラレバになってしまいますけど、3位とかには入っていたのかなと思います。そこは少し痛かったなと思います。毎回そうなんですけど、次戦に向けてどういう“ネタ”を仕込めるかが重要です。チームとうまく連携して準備をしていけたらなと思います」

Dドライバー:加藤潤平

「僕は3スティント目を担当させてもらいましたが、序盤の接触でクルマが少しアンダーステア気味になっていましたが、そこは別に問題なかったかなと思います。ただ、途中にセンサー系のトラブルが出てしまって、エンジンが吹けない状態になってしまいました。途中で走りながら電源を切ったりして(症状が)良くはなりますが完全には直らない状態で走っていました。ちょっと悔しいレースになってしまいましたね。今回勝てなかった分も次のオートポリスでチームの皆さんと頑張れればなと思います」

五日市店 助村省吾さん

「僕は初めての参加でした。実際に来る前は5時間レースは長いだろうと思っていたんですけど、実際に経験してみるとあっという間でした。現場に入る前は作業の練習とかルール説明も受けて臨みました。レース中のラップタイムをチェックしていたんですけど、僕たちのチームだけじゃなくて他のチームの状況もメモしながら状況を把握しなければいけなかったので、そこがけっこう大変でした。ここでは工具箱がひとつしかないので、そこから必要な工具を選別してクルマの側に持って行くとか、そういう状況は店舗の作業でもあり得ることなので、今回の経験を今後もうまく活かしていきたいです」

大州本店 今治由希さん

「とにかく緊張しっぱなしでした。今回は上司の方から『やってみないか?』と打診されて、自分の糧になればなと思って勉強がてら参加してみようと思いました。正直レースの世界のこともあまり知らなくて、右も左も分からない状態でしたが、周り人は経験者の方ばかりなので、それを見て吸収しながら作業していました。ミッションの交換とかも周りとの連携が重要ですし、リフトを使わずに作業するのは初めてだったので『スゴイな』と思いました。今回の経験を通して、周りの人とコミュニケーションをとることが大事だなということを改めて理解しました。細かな確認とかは、普段の店舗での業務でも重要になってくるので、怠らずにやりたいなと思います」