REPORT

RACE REPORT

ドライバー・メカニックコメント

佐々木孝太

「正直、ハンコックタイヤは僕たちにとって不利ですね。ピレリタイヤの時は長持ちしてくれてタイヤ無交換とかでもいけたんですが、それがまったく通用しなくなってしまいました。タイヤの使い方も含め、もう少しテストしないといけないなと感じました。クルマ的な部分では課題が山積みですが、チーム全体でみると今年から体制を変え、事前にメカニックに実施研修をして、1人のメカニックに同じシーズンで2戦参加してもらえることになった。今回参加してくれた子たちがシーズン後半にまた来てくれるので、彼らの成長した姿が期待できます。今年は結果も求めていくので、今までの安全かつ確実に作業してもらっていたところから一歩進んで、より速さを追求してほしい。次戦に向けての改善方法など、みんなで早速話し合ってくれているので、今から次が楽しみですね」

吉田綜一郎

「ドラインコンディションの時はグリップも高いし、フィーリングも良かったんですけど、雨になってから苦戦した感じはありました。走り出しはすごいグリップして、その勢いでいこうと思ったら、急激にタイヤがタレてしまう感じがあり、そこのマネジメントは難しかったです。これについては、今後も課題になる部分かと思いますが、初戦でいきなり2位を獲得できたのは良いことだと思いますし、あとは優勝を狙うだけです。もてぎは毎年トラブルが出て苦戦した思い出しかないので、そう考えれば、かなり良い出だしなのかなと思います」

妹尾智充

「ドライコンディションで走り始めて、最初は調子悪かったですけど、最後の方でセッティングが決まってきたなと思ったら、日曜日は雨の中でのレースになりました。最初のウォームアップも乗らせてもらいましたが、やっぱりFF車にはキツいタイヤということが分かりました。そこからセッティングの施しようがないままレースを迎え、ロードスター勢が有利な展開となりましたが、ピット作業も良かったですし、セーフティカーが出るタイミングでのピットの判断、あとはドライバーひとりひとりの速さもあって、今回の結果はチーム全体で勝ち取れたものだと思います。次戦のSUGOは僕にとって初めてのサーキットになりますが、好きなレイアウトなので、しっかりと準備をしてレースウィークに臨みたいと思っています」

石内山田店 上村雅輝さん

「YouTube動画などでメカニックの作業を見てめちゃくちゃカッコいいなと思っていたんですが、今度は自分がその立場になれるということで、貴重な体験をさせていただきました。やっぱりサーキットを走るとなるとクルマにかかる負荷が大きいです。縁石に乗ったり接触があったり、ネジが緩んできてしまうこともあります。普段とは違って、ひとつひとつ工具をかけて確認していました。タイヤカスなどで内側がボロボロになってしまうので、そういった細かいところもチェックしなければいけないのが普段とは違いますし、クルマがピットに入ってくる時は毎回緊張していました」

宇品本店 両徳一輝さん

「普段の店舗業務では、確実性も大事ですが、同時に効率という部分も重視されます。こういうレースの現場では速さが求められるので、その分、シビアなところもあります。店舗業務では体験できないようなことができて、すごく良かったです。HMRのみなさんが事前にしっかりと準備してくださっていて、今回、非常に良い環境の中で仕事をさせてもらいました。この経験を活かし、次に参加するレースでも頑張りたいです。レースの世界はシビアで、クルマにも負担がかかります。だから上村さんと同じで、普段の店舗でやらないような確認作業もありましたが、逆に普段の業務でも『何か緩んでいるんじゃないか』と疑ってかかるようにできればいいなと思います」