REPORT

RACE REPORT

ドライバー・参加ディーラーメカニック コメント

Aドライバー :吉田綜一郎

「スタートではペナルティを受けることは最初から分かっていたので、仕方ないなと思っていましたが、この20秒ストップが予想以上に大きく影響したなと感じました。ピットアウトしてから頑張ってプッシュしましたが、なかなか前のマシンが見えてこず、自分たちのペースが周りと比べて良いのか悪いのかも分からず不安でした。でも、前の集団に追いつき始めてからは状況も掴めてきて、ST-4クラスと混走状態になると相手が失速する場面をうまく利用して順位を上げられました」
「正直、この1年間はあっという間でした。色んなことがありましたし、今回のようにたくさんの応援団の方がいらっしゃっている状況の中で走るのは初めての経験でした。チー ムとしては情熱を感じていましたし、これだけ真剣にレースができるという環境もすごく嬉しかったです。自分自身としてもかなり成長できた 1 年だったのかなと思います」

Bドライバー:佐々木孝太コメント

「決勝ではもう少しペースを上げていきたかったんですけど、序盤からピックアップの症状に悩まされてしまって、最初のスティントからペースを上げられなかったです。次のKENBOWのスティントでも症状の改善が見られなくて、予定より早めにピットインしてタイヤ交換をしました。僕のスティントではピックアップはそこまで酷くはならなかったんですが、セーフティカーが出たタイミングが悪くて……。あと僕が3秒早く走れていれば、前の集団に追いつけたんですが、あそこで1周差がついてしまいました」
「結果としては残念でしたが、何よりチームが素晴らしく成長したなと感じました。今回も全員広島マツダのメカニックで臨んだ中で、ミスも一切なかったですし土曜日のエンジン交換も素早くやってくれました。この1年の成長を感じることができて本当に素晴らしかったです。だからこそ結果につなげてあげたかったのですが、なかなか上手くいきませんでした。ただ、運がなかっただけで、内容面で見ると今回のレースが1年間の中でベストだったと思います」
「今回も多くの広島マツダの従業員が現地に来てくれましたが、すごく励みになりまし た。今後この活動を次のステップに踏んでいかなければいけないと思ってます。ただレースに出て結果を求めるだけではなく、より広島マツダのお客様や従業員の人たちにフィードバックできるような形を取らないといけないなと考えています」

C ドライバー: KENBOW コメント

「前日の練習走行で足回りのセッティングを変えて走った時にすごくオーバーステアになったイメージが強く残っていて、そこにピックアップが起きてしまいました。とにかくマシンのリアが流れないようにかなり慎重に走りました。その結果、なかなかペースを上げられなかったです」
「僕にとってはこうしてS耐にシリーズ参戦するのは今年が初めてでした。なので、オートポリスや岡山国際サーキットなど初めて走るコースもありました。全体的に振り返ると優勝もありリタイアもあったシーズンでしたが、個人的にはすごく楽しかったです」

広島マツダ 西条店 林大雅さん

「正直、疲れましたね。土曜日にトラブルでエンジン交換をすることになって、予定外の作業をしたため帰るのが遅くなってしまって、寝る時間も少なくなってしまいました。そこは正直辛かったですが、全体的には皆んなで和気あいあいと作業ができて、すごく楽しかったです。あとエンジン交換も店舗では全部ひとりでやることですが、ここではメカニック全員で一斉に取り掛かるので、そこがいつもと違って違和感がありつつも良い経験になりました。またレースの現場では先の事を考えながら目の前の作業をやっている感じだったので、そういった部分は日頃の整備でも活かせるかなと思います」

広島マツダ 五日市店 池谷直樹さん

「普段の市販車では考えられないような壊れ方をするので、そういうのを経験して整備する立場としても参考になることはたくさんありました。普段できない経験ができてよかったです。やっぱりレース現場なので(作業スピードを)早くしなければいけない部分はありますが、同時に正確性もないといけないなと感じました。そこが欠けるとクルマがまた止まったりするので、そういう正確性は日頃の仕事でも活かしていきたいなと思いました」