REPORT

RACE REPORT

ドライバー、メカニックコメント

Aドライバー:佐々木孝太

「朝はロアアームのトラブルに見舞われました。原因は分かっていないんですけど、それで予選が走れなくなってしまったことで、ウエットコンディションに強いデミオとしては勿体ないことをしてしまいました。でもトラブルが直ってからのフィーリングはすごく良くて8分間ウォームアップでも周りの予選タイムと変わらないペースで走れていたので、けっこう追い上げられるんじゃないかなと思っていました。ただ、スタートして数周してから思った以上にタイムも上がらないし加速時に他車に引き離されるようになって『クラッチが滑っているな』と気づきました。そこからは騙し騙しで走る苦しいレースになりましたが、なんとか2ポイントを獲ることができました。残念ではありますが、今回のポイントはシリーズチャンピオン争いに効いてくると思います。決して良かったとは言えないですけど、なんとか(次に)つなげていくことはできたかなと思います。
今回色々あったことで、メカニックたちも経験を積めただろうし、ピット作業に関してもミスもなくスムーズにやってくれました。できれば、その作業もうまく活かして順位を上げてレースを終えたかったという思いはあります。このSUGO、次回の岡山のどちらかで勝ちたいと思っていたので、今回SUGOは悔しいレースになってしまった分、地元の地元である広島に近い岡山で優勝して流れを取り戻したいですね」

Bドライバー:吉田綜一郎

「孝太さんがスタートしてすぐにクラッチが滑り始めて厳しい状況になってしまいました。本来なら僕が最後ロングスティントをいく予定だったんですけど、作戦を急きょ変えて短いスティントになりました。さらにセーフティカーのタイミングもあったので、実質的に(SCなしの状態で)2周くらいしか走れませんでした。今回は予選も走れず決勝も満足なレースができませんでしたが、ピットのタイミングとか作戦面がうまく決まって、一時3番手あたりまで行けたのはすごく良かったです。次の岡山はホームコースでもあるので、今度こそ結果が出るように頑張ります」

Cドライバー:大崎悠悟

「クラッチのトラブルは最初の孝太さんの時から出ていたんですけど、SCのタイミングでドライバー交代をうまくやって、自分が乗り込むところまでは良かったんですけど、クラッチを労わりながら走らなければ行けなかったんですけど、自分がそこをうまくコントロールできなかったこともあって、ポジションを下げる一方のレースとなってしまいました。走っていても不甲斐ないというか、悔しいレースになりました。次の岡山は自分のホームでもあるので、レースに向けてできる準備を全てやって、“勝つしかない”という万全の状態で臨みたいと思います。今回色々と悔しい思いをしたので、それをバネに頑張りたいです」

宇品本店 上地拓武さん

「僕はレースの現場でメカニックをするのは今回が初めてでした。ミッション交換とかドライブシャフトの交換とか、普段もなかなか経験しないことができましたし、気の張った感じとか、チーム内でのやり取りとか、観客席からみるのとは随分と違いました。レースはもともと好きでしたし、個人的にサーキットに行って走ることもあるので、今回こういった形で経験できてすごく良かったなと思います。今回のレースを通してコミュニケーションをとることはすごく大切だなと改めて思いました。声かけだったりとか、誰がどの作業をしているのかと把握することは普段の職場でも必要なことだなと感じました」

大州本店 広花千明さん

「私は去年の富士24時間を経験させてもらって、今回で2回目です。前回の時は人数が多くて、業務も分かれていたので、私はクルマに触る機会がほとんどなかったです。なので今回がほぼ初めてという感じでもありました。今回参加しているメンバーの中で見ると、私が入社した年数が一番上なので、自分がもう少し頑張らなければと思っていたんですけど、バタバタしていてうまくいかない部分もありました。今回のレースではイレギュラーなことが起きた時に自分で考えて判断できるようにならないといけないなということを学びました。普通の仕事の時は私より経験豊富な人がいっぱいいるので、ついつい頼ってしまうところがありました。今回(スポット派遣で)参加したメカニックの中では私が年長だったので、自分が考えて動くようにしていました。今後は店舗でも頼り過ぎずに自分で考えて動けるようになりたいなと思います」